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僕がしなやかフェスを開催する理由。

by しなやん(阿部俊樹)

例えば僕が考えてから行動する人だったとします。そうするといま現在何をしているか??間違いなくまだ農業の「の」の字も始めていません。日々の忙しさに甘えて頭をぐるぐる回しているフリをしているだけ。分かるんです、かつての僕がそうだったから。

動き出すタイミングは“常に今この瞬間”だ。

しなやかフェス2017を開催します。

2017年10月21日(土)、しなやかファームのイベント第二弾「しなやかフェス2017」を開催します。コンセプトは“家族で気軽に参加できる!自然の中のワクワクフェス“。

DJ・ダンス・けん玉・演劇などのステージパフォーマンス、書画のワークショップ、青空美容室・整体、トラクター乗車体験、BBQ、etc...と、もう「農家のイベント」という枠を完全に外して面白そうな事を詰め込みました。

開催が迫ってきましたが今もなお企画は増えたり変化したり。それもそのはず、今回のフェスは僕1人で考えて作っているのではありません。

参加者も企画側にどんどん巻き込み、まるで学園祭のような雰囲気でアイデアを受け入れているから。僕だけでは考えつかないような発想と発想が結びついて、みんながみんなのために“楽しい”を生み出しているんです。

ではどうしてきゅうり農園のしなやかファームが「しなやかフェス」を企画したのか。僕の想いを聞いてください。

会場となるしなやかファーム。普段は僕と奥さんの二人しかいないこの空間に非日常を生みます。
会場となるしなやかファーム。普段は僕と奥さんの二人しかいないこの空間に非日常を生みます。

前例に無いなら常識に挑め。

僕は昨年12月末から農業実習で研修先へお世話になり、今年の7月1日に新規就農者として新しいスタートを切ることができました。約半年間の研修期間はあったものの、週末しか動くことのできなかったため実質の期間としては約1ヶ月足らず。(普通は2〜3年研修するみたいです。)

名古屋でずっと暮らそうと購入したマンションを売却し、当時代表を勤めていた会社からも離れました。そして知識も経験も無いド素人レベルの僕はいきなり最初から1,000万円以上の借金を抱えて5連棟のビニールハウスを建設、井戸を掘って水を汲み上げ、この“顔と想いが見えるきゅうり農園” しなやかファームを作ったんです。

よく言われるんですが、計算高く、具体的な戦略戦術を基に計画を進めているんでしょう??と。答えはNOです。勢い先行の行き当たりばったり。

ただ1つ僕に勝算があるとすれば、自分がやろうとしていることが必ず人の役に立つと自信があるということ、絶対に自分の人生を豊かにすることができるということです。

「普通にこうしたほうがいいいよ...」「それはリスクが高いからやめるべき...」「阿部さん変わったね...」さんざん言われました。この決断をしてから離れていった人もたくさんいます。

それでも、それより遥かに高い次元で農業にかけてみたい。僕の理想とする仕合せやワクワク感を家族・地域・関わる人に届けたいんです。

自分の考えに自信が持てるなら、常識は自分で作ってしまえばいいや。

農園にいるのは僕と奥さんだけ。何も無いこの場所に全国から人が集まります。
農園にいるのは僕と奥さんだけ。何も無いこの場所に全国から人が集まります。

僕がしなやかフェスを開催する理由。しなやかファーム初収穫のきゅうりを目の前に集まった仲間に楽しんで食べてもらいたい。

農業がピンチです。全国にいる農業従事者の中で僕のような若い世代が全然いない。例えば僕と同じ30代はたった3%のみ。約7割は高齢者が占めています。皆さんが当たり前のように食べているその野菜は10年後も同じように食べれるでしょうか??

農業に関心が出始めたころに業界の事を掘り下げて調べてみたら、このようなネガティブな情報がよく目についたんです。他にも休みが無く忙しい、自然な相手だから大変、儲からない、などなど。でもそんなにマイナスな事ばかりかな〜??って思ったんです。だって生産者さんの生の声やいまこの瞬間の姿が全然見えてこないから。

実際に農家さんに訪問して話を聞いたり、僕自身もこうして農家の1人になりました。そして今思うのは、農業ってこんなにやりがいのある素晴らしい仕事なんだ!ということ。そしてそのことを発信できていない・受信できていないし、キッカケも見当たらない。じゃあこの受発信の架け橋を自分で作りたいと。

何でもそうですが現状を嘆いて必死に対処するだけじゃ本当に必要な価値は生まれません。問題よりも目線は理想に向けたいんです。

当日みなさんに配布するラバーバンドも完成しました!キッズサイズも◎
当日みなさんに配布するラバーバンドも完成しました!キッズサイズも◎

野菜は工業製品じゃありません。自然という読めない相手と常に心を通わせ、まるで自分の子供のように育てた生き物であり命なんです。その作り手の想いが出荷される中でどこかに消えてしまい、産地と価格で判断され、なんとなく皆さんの口に入っていく。すごく違和感があって。

生産者と消費者がダイレクトに繋がり、そこに共感が生むことができたら新しい農業のカタチを作れるんじゃないか。そしてそれは全ての人にとって素晴らしい体験を与えてくれるんじゃないか。誰かがやるのを待つのではなく、僕がまずやってみようと決めました。

僕の想いをそのままダイレクトに目の前の消費者の方々へ届け、受け取っていただいたその想いも一緒に食べてもらう。そこには食味を超えた新しい感覚が生まれるはず。だからその全てを最速の1日で手に入れて次のステージへ自分を押し上げたいんです。

まだ完成されていない、未熟なしなやかファームの初収穫きゅうり。これを目の前に集まってくれた仲間たちに食べて欲しい。この究極のワガママこそ、僕がしなやかフェスを開催するいちばんの目的です。

きゅうりの初収穫は長男と一緒に。何十年と続く農業人生に革命のファンファーレが鳴った日。
きゅうりの初収穫は長男と一緒に。何十年と続く農業人生に革命のファンファーレが鳴った日。

僕がきゅうりを作ろうと決めたのは1番が獲りたいから。

「どうしてきゅうりを作ろうと思ったの??」よく皆さんから聞かれます。

これはもう明確に理由があって、それは“1番が獲りたいから”。きゅうりを作ることは手段であって目的じゃないんです。

農業を通じてやりたいことがたくさんあります。僕だけにしかできない、でも真似することができる独自のマーケットを作ること。家族の大切さやワクワクするような生き方を学べる場所を作ること。他にも、街でも切れるファーマーズブランドも作りたいし、絵本も作りたいなとか。言い出したらキリがないんですが、本当にやりたいことは全部実現したい。

どうしたら農業経験の無い素人の僕が、最短で声を上げれるポジションを作れるだろうか。僕の出した答えが分かりやすく「1番を獲ること」でした。

実は僕の住む四日市できゅうり専門農家さんはゼロ。だから僕が美味しいきゅうりを作ることができれば、まず1番を取ることができる。なぜなら僕しかいないからです(^^) 

また全国的に見てもきゅうりで突出して有名なブランドも農園も個人も見当たらない。周りにノウハウや実績が無い分リスクも当然ありましたが、それを選択しない理由は見当たりませんでした。

こうして僕は農業で自分の理想を掲げた後、その実現のためにきゅうりを作って圧倒的になることを決意しました。あ!もちろん自分がきゅうり大好きという所も大事なポイントです♪

農園に来てくれたお客様との思い出作り「しなやかハンズ」
農園に来てくれたお客様との思い出作り「しなやかハンズ」

しなやかフェスは僕がこの約1年間行動してきた成績表です。

まだ農園も研修先も何もない状態の昨年末に、この未完成な状態ですら見える化してしまおうとTwitterをスタートしました。それから顔と想いを全面に出して毎日発信をし続けています。

このしなやかフェスの告知は基本的にSNSのみ。僕という人間を知っていただく事で、どれだけの人が行動してくれるのか。僕が発信した約10ヶ月間でどれだけ伝えることができたのか。これはその成績表なんだと。しかも今回設定した目標来場者数は100人!

何もない田舎の農園に100人を呼ぶなんて馬鹿かと言われますが、そもそも僕が農業を通してやりたい事も特に前例があるわけじゃありません。だったらできる事に絞って可能性を狭めるな!と。この企画自体も集める人数も全てに挑戦したいんです。


宣言することで成功はもちろん、失敗すらも見える化しました。自分を追い込んで限界を超える!

毎日楽しく収穫しているきゅうり達。もちろんフェス当日も食べていただけます!
毎日楽しく収穫しているきゅうり達。もちろんフェス当日も食べていただけます!

人の命を作る農業へ人生を賭けました。愛する家族と未来を生きる子供たちのために僕ができる事は全部やる。

やっと農家としてのスタートを切ることができましたが、ここまでの道のりは決して順風満帆ではありませんでした。

捨てたものもたくさん、失ったものもたくさん。全員が応援してくれたわけでもありません。でも、誰かを気にして自分を曲げるようなことだけは絶対にしたくないんです。

しなやかフェスはそんな僕が登る新しいステージへの一歩、そして参加してくれる皆さんにとっても何かのキッカケになるようなワクワクする1日にしたい。

当日DJと司会をお願いしたわいざん(@yzan_travel )がこんな投稿をしてくれました。

何が楽しいかって、みんなで作る過程が楽しいじゃないですか。高校の時の文化祭とか思い出して下さい。みんなで放課後残ってあーでもないこーでもないと言いながら、全員で作ってたじゃないですか。作る楽しさは誰もが持ってる根本的な部分なんだと思います。

昨日コンサルした三重県四日市のしなやんが、脱サラして農業をしようと動いてます。いや、こんな言い方生ぬるくて、農業でてっぺんを取ろうと動いてます。で、マジでやっちゃうくらいの覚悟持ってると思う。会ってじっくり話すとSNS以上のものがあった。しかも自己顕示欲の為とかでなく、まず家族のため、そしてこれからの時代の子供のために農業を引っ張ってこうと本気で考えてのこと。

でも、僕もそうなんだけど、しなやんもひとりでやってしまうタイプ。だけど、これからの時代に必要なのはみんなで作る事をデザインする事。なのでこれをみんなで作るコンテンツにしてしまいたい。マジでやる事が多すぎるくらいしなやんのやろうとしてる事は巨大。だけど、こっからさらに関係ない事しようとしてるのが笑える(笑)それがしなやかフェス。初の収穫が始まってめちゃ忙しいはずの10月に、だからこそやると宣言して自分に負荷をかけにいってる。アホですか、この人は(笑)

これ、乗っかったらきっとそれぞれで得るものって違うと思います。やりたい事が見つからない人、なんだか日常が物足りない人、やる事はめっちゃあります。四日市の人も、遠方の人もオンラインがあるからやる事はたくさんあるはず。まずはこのしなやかフェスを一緒に作っていくという《体験》をみんなでしませんか?
しなやかフェス当日にDJ&司会を担当してくれるわいざんのFacebookより

しなやかファームはきゅうりを作っているんじゃない。ワクワクするような体験を作っているんだ。

このしなやかフェスがどこまで楽しくできるのか。企業のスケール感が社長の力量で決まるように、それはきっと主催者である僕がどれだけ勇気を出して冒険できるのかで決まるんだと思います。

だから僕は失敗や恥を恐れずチャレンジすることにしました。すでにいろいろとキャパは超えていますが、もっとキャパ超えしたら一周回って来そうな気がしていて(^^)

僕ができることは何でもやる。しなやかフェスのお客さんも演者さんも応援してくれる人も「来てよかった!関わって良かった!」と心から楽しんでもらいたい。100人の仲間を迎えてしなやかフェスをスタートさせたい!

もし僕の想いに共感いただけたら、ぜひしなやかファームに来てください!皆さんのご参加を心よりお待ちしています!!

よし!しなやかフェス行く!

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(Facebookイベントページ)

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しなやん(阿部俊樹)
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